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本・抜き書き・聞き書き の記事一覧
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2008.09.08.Mon / 11:51 
秋の気配 
2006.10.03.Tue / 13:24 
せつない季節になりました。
なぜかしら秋になるとオフコースの曲を聴きたくなります。
「秋の気配」は1977年の作品ですが、好きな歌の一つです。
私は低くて太い声だから、小田和正のように澄んだ歌声を聴かせることはできませんが…。


あれがあなたの好きな場所
港が見下ろせるこだかい公園

あなたの声が小さくなる
ぼくは黙って外を見てる

眼を閉じて 息を止めて
さかのぼる ほんのひととき

こんなことは今までなかった
ぼくがあなたから離れてゆく
ぼくがあなたから離れてゆく

たそがれは風を止めて
ちぎれた雲はまたひとつになる

「あのうただけは ほかの誰にも
うたわないでね ただそれだけ」

大いなる河のように
時は流れ 戻るすべもない

こんなことは今までなかった
別れの言葉をさがしている
別れの言葉をさがしている

あゝ嘘でもいいから
ほほえむふりをして

ぼくのせいいっぱいのやさしさを
あなたは受けとめる筈もない

こんなことは今までなかった
ぼくがあなたから離れてゆく



しかし、よく聴けばつらい内容の曲ですね。
別れゆく恋人たちの最後の優しさなんてと、一歩引いて受け止めてしまうのは、それだけ僕も年をとって巡る季節を経験してしまったということでしょうか。
今の自分にはそぐわない内容の歌ですが、でもきれいですてきな秋の歌です。
あたりが暗くなる頃に聴いてみてください。




それから読んで 
2006.08.31.Thu / 00:47 
それから / 夏目 漱石
を読みました。

一度は感想を書いてみたのですが、どうにもまとまらず、消してしまいました。
結局、ここには考えたことの断片とこの本の中で私を突き刺した言葉を書くことにします。

「それから」考えたこと

書評や解説には、この作品は悲劇だと、主人公の代助は友人の妻との愛に向き合う(話の筋は本を読んで下さいね)ことで悲劇的な終局を迎えることになったのだと書かれています。
しかし、私はこれから始まる彼の生活は見た目はどうであれ「悲劇」ではないと思います。
父や兄からも絶縁され、経済的な援助も打ち切られることで、ようやく彼はリアリティを取り戻すことができたのではないかと思います。
「焦る焦る」
「ああ動く。世の中が動く」
生きるために具体的に動かざるを得なくなった代助は、たとえどんなにみじめで苦しい生活を送ろうとも、「こころ」に出てきた先生やKのように自ら命を絶つことはないはずです。


「それから」私を突き刺した言葉

鍍金(めっき)を金に通用させようとする切ない工面より、真鍮を真鍮で通して、真鍮相当の侮蔑を我慢する方が楽である。

自分の行くべき先は天下中何処にも無い様な気がした。

自分で真面目だと信じていた動機でさえ、必竟自分の未来を救う手段である。

彼はただ彼の運命に対してのみ卑怯であった。



続いて「門」を読もうと思います。
仮想と現実 
2006.08.25.Fri / 14:31 
脳と心の洗い方~「なりたい自分」になれるプライミングの技術~ 脳と心の洗い方~「なりたい自分」になれるプライミングの技術~
苫米地 英人 (2006/07/07)
フォレスト出版

を読み終えました。

このところ自分の中では「リアリティ」という言葉がキーワードになっていて、この本も、夏目漱石も、密教もそこにおいて繋がっています。
現実世界を自分自身で意味づけることによって仮想世界でのリアリティを感じられるようになり、ひいては現実をコントロールできるようになるという発想は、よく分かったようなわからないような。
結局、自分の「外」の世界の出来事は、自分が認識してこそその存在が自分にとってリアルになるのだから、その認識の仕方や方法を他人に委ねることなく自らが形作っていってこそ、私の望んだ未来を手に入れることができるのだということでしょうか
できれば炎天下ではなく、エアコンの効いた涼しい部屋で読んだ方が理解が進む書籍であります。


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それから 
2006.08.22.Tue / 22:01 
この間の日曜日に、高2の彼女と「こころ」について話し合ったせいもあって、夏目漱石がマイブームになりそうです。

ただ今「それから」を読んでいます。
読み終えましたら、また感想を書かせてもらおうと思います。
「こころ」の感想はこちら

私は、常時複数の本を読んでいますので、具合のいい時にはそれらがうまくマッチしていろんな読み方ができたりもしますが、逆に、互いが邪魔になる時もあります。
そんな時は、その中の1冊に絞って読み進めることになるのですが。

今、読んでいる本。

だまされない〈議論力〉 / 吉岡 友治

日本仏教史―思想史としてのアプローチ / 末木 文美士

それから / 夏目 漱石

脳と心の洗い方~「なりたい自分」になれるプライミングの技術~ / 苫米地 英人

文明の衝突と21世紀の日本 / サミュエル・P. ハンチントン

などなど。


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過剰になる 
2006.08.19.Sat / 16:34 
「過剰な愛情は相手の負担になるだけ」
まだ学生だった頃、私が一方的に好意を寄せていた彼女の口から出た言葉です。

この言葉の呪縛から抜け出すことができなくて、思いが過剰になるとそれにブレーキをかけてしまうことになりました。
その結果、もう一歩を踏み出すべき時に踏み出せなくて、後で後悔するということを繰り返しました。
その彼女とも大学を卒業後何年も連絡を取り合いながら、あと一歩を踏み出せなくて、「よい友達」のままで終わってしまいました。一歩ではなく、半歩踏み出すだけでその後の展開が変わっていたはずです。

考えてみれば、恋愛なんて思いが過剰になるからこそ成立するもので、あの言葉にははじめから矛盾が存在していたのです。
恋愛に限らず過剰な思いが考えや発想の飛躍をもたらし、それまでの自分からジャンプすることができるわけで、私たちはむしろ過剰であるべきなんだと今は考えています。
中途半端な感動では、心震わせることはできないのですから。

訳知り顔の老人よりは、顔真っ赤にして自分の思いをもてあましている青年でありたい。そう思います。

このことに気づくまで、20年ほどかかっちゃいました。



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